ネットをご利用する際に使用するGoogleが提供するブラウザー【chrome（クローム）】が、バージョンアップされ、仕様変更が行われます。これにより、皆様が運用されているサイト表示に影響が出る可能性が大きいと考えられます。
 

その影響を回避するために、サイトを常時SSL化（https化）する必要性がありますが、皆様のサイトは対策済みでしょうか？
 
 

■常時SSLが未対応の場合に起こる問題

 
ネットを閲覧するときに全世界で利用されているGoogle提供のブラウザー（chrome）において、2018年7月に行われるバージョンアップ第一弾（chrome68）により常時SSLが設定されていないWEBサイトは、ブラウザーのURLアドレスバーに
 

【保護されていません】
 

と警告が表示されることとなりました。また2018年10月に行われますバージョンアップ第二弾（chrome70）では、常時SSLが設定されていないWEBサイトは、ブラウザーのURLアドレスバーに赤字で
 

【保護されていません】
 

と警告が表示されることとなりました。
 

バージョンアップ第一弾（chrome68）での警告は、さほど目立つ感じではないですが、バージョンアップ第二弾（chrome70）では、赤字での警告となることから、ブラウザー上ではかなり目立つようになります。
 

①2018年7月に行われるバージョンアップ第一弾（chrome68）での表示

②2018年10月に行われるバージョンアップ第二弾（chrome70）での表示

③保護されているサイト

また非SSL状態のサイトのURL（http://）のみを強制的にhttps://変更した場合、WEBブラウザーが危険と判断し、下記URLのような表示がされてしまう時もあります。
 

④SSLに対応せず強制的にURLを”https”にしたサイト

この流れは、他のWEBブラウザーのfirefoxも追随する形で、この警告表示により、訪問されるユーザーに不信感を与えてしまう恐れがあり、結果としてアクセス減少（離脱の増加、契約率の減少）に繋がる可能性があります。
 

また常時SSLをしないことで、フィッシングでの個人情報の盗難やサイトの乗っ取りなどといった実際の被害が発生した場合、大きく店舗のブランディングに傷がついてしまいます。このことから、常時SSL化への対応は早い方が良いと推察いたします。
 
 

■バージョンアップに伴う対処

 
SSL未設定のサイトを常時SSL化（https化）することで上記で紹介した警告メッセージはなくなります。ワードプレスでの構築されたサイトを常時SSL化するためには、
 

・SSL証明書の取得
・サイト内のURL設定の修正
・サイトを構築しているPHPプログラムの修正
・.htaccessファイルの修正
・各種動作確認
 

といった作業が必要となります。これらはサイト制作者に依頼しなければ、難しい作業ばかりですので、個々でいじるのは止めておきましょう…分からないままいじるとサイトを壊す原因になりますので…
 
 

■常時SSL（https化）の有無

 
現在のところ今回の作業を行わなければサイトが見れなくなるといったことではありません。ただGoogleなどWEBブラウザーを提供する事業者の方針により、サイトが見れなくなるもしくは上記でお知らせした強制的にURLを変更したときのような非常に強い警告メッセージがでる可能性は否定できません。
 

【保護されていません】といったユーザーに不安を覚えるようなメッセージの表示、今後サイトが見れないもしくは強い警告メッセージが出る可能性を否定できないことから、できればサイトの常時SSL化をお勧めいたします。
 

常時SSL化についてよく分からない店舗様は、ご自身のサイトを制作した業者（管理会社）に確認することをお勧めいたします。また業者（管理会社）が対応してくれない、対応費用が10万円を超えるといった高額な場合、ワードプレスで構築されたサイトでしたら弊社にて対応することも可能ですので、お気軽にお問い合わせいただければと思います。
 

常時SSL化につきまして、お分かりにならない点がございましたら当サイトの問い合わせフォームまたはお電話にて、お気軽にご連絡くださいますようお願いいたします。
 

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